バンコクワーママ日記 #双子育児

~バンコクで働きながら3歳児の女の子の子育て奮闘中+2019年二卵性双子出産(男女)~

これからも日本はこのまま幼児虐待が増え続けるのか?

ここ数年、日本のニュースで極めて目立ってるのが幼児虐待、幼児殺害のニュース。

海外に住んでてもひっきりなしにそのニュースを見ている。

とてもでは無いけれど目を背けたくなるようなニュースばかり。

 

ニュースを聞いただけでは、

どうして産んだのだろうかと、

親の無責任さが問われる今。

 

果たして本当に親の無責任さだけがこれ程までに事件を起こしてしまっているのでしょうか?(もちろん親の身勝手な行動が起こしているニュースもたくさんありますが)

 

育児ノイローゼ、産後うつは多くの原因とくくられているが

その実態の裏側には、旦那さんの非協力、または離婚によりシングルでの育児、実母や身内など頼れる人のいない辛さ、貧困、低賃金、サポート機関の乏しさ等があるのでは無いでしょうか。

 

シングルになってしまった場合、一人の子どもを母親一人で働きながら育てることは簡単でも当たり前でもなく、とても困難なことなのである。

シングルマザーではなくても同じ働くママに圧しかかる育児、睡眠不足。

旦那さんがいても全く非協力的であればワンオペ育児となって、専業主婦なのだから楽だろうと任せきりされているのが当たり前な環境。

 

その時サポートしてと頼れる人がいなかったら・・?

 

タイでの育児スタイルの一つが、

夫婦は共働きで稼ぎ、子どもは小さな赤ちゃんの頃から田舎の母に預け、仕事の纏まった休みの取れる正月などに実家に訪れ一緒に子どもと過ごすスタイル。

 

養育費に関しては毎月給料が入ったその日に実家に振込み、また毎日せかせか働くのである、仕事の合間にはラインでムービー通話をしたり動画を送ってもらい成長を見守っている。

彼女たちは、私が我が子を愛するのと全く同じくらい愛しているのだ。

無責任でも何でも無い話である。

 

日本で同じスタイルを行った場合、育児放棄とでも言われるか、親たちの責任能力は問われてしまうのでは無いだろうか?

 

つまりはそのような固定概念が、彼女たちを苦しめているのでは無いだろうかと思うことがある。

 

また私の母親に30年、40年前の育児について聞いてみたことがあります。

私の同世代はすごく年子は多く(私も兄とは年子)

父親が深夜まで働き、育メンなどの言葉のような父親はいなかった時代。

いわゆる今でいうワンオペ育児で2、3人育てるのが当たり前だったのだ。

インターネットももちろん普及しておらず、情報はどうしていたのだろう。

 

それは、近所の交流があったこと、祖父母を頼れること、預けて自分の時間を作る感覚ではなく皆で一緒に育てていける感覚だったこと(子どもを育てるのは一人では無いこと!)、近所の人たちと集まり皆で遊ばせたり、交代で子どもをみてもらったりすることも多かったそうだ。

また、一人歩きする育児に対する情報(これはこうあるべき等)は多くなかったためそれに対するプレッシャーやストレスが少なかったのでは無いだろうかと感じます。

 

現代色々なことが便利になっている時代の割には、なぜかなかなか変化の無い育児に対する概念や(女性がやって当たり前、母親なのだから等)、対策や制度。

 

めまぐるしいくらい情報交換できるこんなに便利な時代にSNSを通じても何かもっとできることは無いのかと考えさせらるるばかりです。

 

私はどんな育て方も間違いじゃ無いと思う、人から批判されても。

ただし、子どもを殺してしまったり傷つけてしまうことだけは間違いであり、犯罪者となってしまうのです!

 

全てのママさんが、子どもを守るだけではなく自分自身を守る、また制度に守られるような日本になって欲しい。